戦争経験者
2002年12月24日幸運なことに、私の両親の両親はどちらも健在している。
週末には父方の祖父母と一緒にご飯を食べる。
そして大体の時、じいちゃんは戦争の話をする。
それで知ったことが今までたくさんあった。
捕虜にしなければならないはずの米軍人を じいちゃんの隊の人たちが
墜落した戦闘機のところまで行って殴り殺したり。
死んでいった人たちの遺体を山積みにして、一斉火葬したり。
芋の葉を海水につけて食べたり。
うちに何気なく飾ってある色紙が、勝戦国人によって
戦犯者とされた人々が書いたものであったり。
玉論放送の日 じいちゃんの代わりに隊長を起こしに行った人が
自棄酒で酔っぱらっていた隊長に腕を斬られたり。
じいちゃんは、事細かに思い出す。
50数年前の沖縄。。
じいちゃんは確かにそこに立ち帰って私たちに話をしてくれる。
目の前で、米(連合)軍の鉛に倒れていく仲間。
血。
冷。
暗。
闇。
…白。
戦争はでかいと思った。
私達は、教科書で、本で、そして映画で。
戦争を知る。
戦争を記憶する。
しかしながら
その戦争は本物ではないのだと気付く。
心の底から思う。
英雄物語。
一人でも多く敵国の人間を倒すこと必須。
戦争物語。
私達が目にする戦争、「戦争物語」。
本物の戦争ではない。
決して語られることのない…戦争。
それこそが本物。
目の前の、…惨劇。
…しかしながら
私が戦争を経験していない以上、この上の言葉の戦争もまた、…偽り。
時と金と力と世情に歪まされた真実。
時と金と力と欲望に雁字搦めの真実。
触れようとは思わない。
できれば一生、触れることなく…
私の前を通り過ぎてってくれればいいと思う。
かくれんぼの鬼は、目の前に立ち止まる。
そのときの心境、まさにそれ。
どうか
どうか…
こちらを見ずに通り過ぎて…。
週末には父方の祖父母と一緒にご飯を食べる。
そして大体の時、じいちゃんは戦争の話をする。
それで知ったことが今までたくさんあった。
捕虜にしなければならないはずの米軍人を じいちゃんの隊の人たちが
墜落した戦闘機のところまで行って殴り殺したり。
死んでいった人たちの遺体を山積みにして、一斉火葬したり。
芋の葉を海水につけて食べたり。
うちに何気なく飾ってある色紙が、勝戦国人によって
戦犯者とされた人々が書いたものであったり。
玉論放送の日 じいちゃんの代わりに隊長を起こしに行った人が
自棄酒で酔っぱらっていた隊長に腕を斬られたり。
じいちゃんは、事細かに思い出す。
50数年前の沖縄。。
じいちゃんは確かにそこに立ち帰って私たちに話をしてくれる。
目の前で、米(連合)軍の鉛に倒れていく仲間。
血。
冷。
暗。
闇。
…白。
戦争はでかいと思った。
私達は、教科書で、本で、そして映画で。
戦争を知る。
戦争を記憶する。
しかしながら
その戦争は本物ではないのだと気付く。
心の底から思う。
英雄物語。
一人でも多く敵国の人間を倒すこと必須。
戦争物語。
私達が目にする戦争、「戦争物語」。
本物の戦争ではない。
決して語られることのない…戦争。
それこそが本物。
目の前の、…惨劇。
…しかしながら
私が戦争を経験していない以上、この上の言葉の戦争もまた、…偽り。
時と金と力と世情に歪まされた真実。
時と金と力と欲望に雁字搦めの真実。
触れようとは思わない。
できれば一生、触れることなく…
私の前を通り過ぎてってくれればいいと思う。
かくれんぼの鬼は、目の前に立ち止まる。
そのときの心境、まさにそれ。
どうか
どうか…
こちらを見ずに通り過ぎて…。
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