出世払い

一年のときからお世話かけた先生と

よく話した先輩たちと　ボーリング＆食事

ボーリング代は　各持ち

でも食事代は　先生持ち

「あなたが働き始めたら、その稼いだお金で

　おごってくれればいい」って言ってくれる

私は　歳をとる

私は　きっと　大人になる

そして　「社会」に出て　自分でお金をやりくりするようになる

果たして私は　どんな仕事をしているのだろう…

自分の望んだ職種についているのか

何をしているのか…

『出世払い』

ぜってぇ自分で誇れる仕事　できる自分にして

そんでもって　回転しない寿司にでも　連れて行くからな

ぜってぇぜってぇ　夢叶えて　目ぇ逸らさないで

握りしめるから　喜びを


浅い雨に濡れて　黒光りする　ガッコへ続く坂

立ちこぎして　コブクロききながら

やらなきゃって気持ちになった

…閉ざされた　東門に向かって

卒業したぞっ！！って

心の中で叫んで

小さく　声に出した

私の行くべき道


今の私に　ようやっと　見えてきたような気がするよ