五月二十四日　十七時十八分　‥　一周忌

いつだって

心に思えば　それは　その人への感謝や慈しみになる

一周忌だから　考えるとか　想うとかじゃなくて

いつだって　どこでだって

私たちの心は　その人のことを想っていいはず‥


　　
伊藤　俊人さんという　一人の人が

この地球から　姿を消してしまって

旅立ってしまって

もう　一年になる‥


テレビの中の存在である彼の死は未だに　不可解な煙を私の中に残してる

だって　撮ってあるビデオをぽちっと再生すれば

そこに彼がいるのだから‥


私に夢をくれた人

それと同時に　永遠に　会うことができなくなってしまった人


いなくなってしまうまで　私の中での大きさに気づきもしなかった

ただ　夢が叶ったら　一緒に仕事がしたいと

私の創った話を演じて欲しいと

そう思ってた‥


それは　例えば　阿部寛さんだとか　広末涼子さんだとか

深津絵里さんだとか　草なぎ剛さんだとかと同じように

そして強く


たくさんのカキコがされていた　伊藤さんのファンページ

言っても仕方ないことだけど

あなたがここにいる間に　もっと　もっと

あなたっていう人間を　もっと見ていられれば良かった‥

伊藤さん　伊藤さん　伊藤さん

聞こえてますか‥


きっと　たくさんの人が　あなたを想ってる

それが際立ってしまう一周忌だけど

ホントは　いつでも　この日　想った人は

あなたを　大切に想ってる人なんです


もう　会えないけど

でも　私は　生きてるし

いきたい　場所もあるから　歩くけど

それでも　私の中に　あなたは　いつでも生きてるから

いつでも存在してるから

声は聞こえなくても

姿は見えなくても

何もできなくても‥


いつか　会う　日まで

そして　その日が　遠いことを祈り

そうなっちまった日にゃぁ

「初めまして」って

笑って　言えるように

そして　「この話の　この役やっていただきたいんですけど」

なんて　言えるように


あなたのためではなく　そうなれる自分のために

私は　生きていきたいと思います


永遠なれ　伊藤俊人さん

そして　本当に　ありがとう‥