今日の日記

2003年12月20日
雪が降る。

 
雪が降る。


 
どうして人は 冬になると足早になるのだろう


 
雪が降る。


雪が降る。


雪が降る。


 
寒さに震えて 一心に暖かいであろう場所に駆けて行く


 
雪が降る。

雪が降る。

雪が降る。

深深と降っている。


 
何もかいていない 空メール

それがとても人間らしくて あたたかかった


 
雪が降る。

冬が笑っている。


それでも


 
私の行きたいあたたかいだろう場所は 走るには遠すぎる

 

春がきて 音も無く降った雪を 音も無く空に還すように


 
出会うことの無かった 春と冬は

雪という伝達物に 互いを感じ合う


 
そしてまた二人を忘れた 季節がやってくる

 
 
出会うことの無い 二人は

目まぐるしく変わる世界の中に身を投じて

いつのまにやら 互いを忘れて

いつのまにやら 消えてゆく

ループに流れる光のように消えてゆく

 

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