3月14日の日記

2004年3月14日
思う言葉を

発しても

届かない

届いていても

伝わらない

伝わっていても

‥裏切られる

 
本物が本当に自分の近くにないと思ったら

自分もきっと本物じゃないんだと思って

そうしたら今までの 本物だと思ってた頃の私は

本物だと思ってた頃の過去は

一体なんだったんだろう‥

なんのために 存在していたんだろう

 
どこかで 儚いとは わかっていた

どこかで 終わりが来るとも 思っていた

 
嫌に現実的に ナイフでブツブツと皮膚の細胞は切られていった

一つ ひとつ ヒトツ

 
大切だと思い 淡いカタチを留めているに過ぎなかった

いわば 「掴みかけた風」のような わだかまりのような‥

 
 
何を 求めていただろうか

何を 見ていただろうか

何が いけなかったんだろうか‥

 
あの頃の 私が  私の過去が 

とても悲しい 悲しい

誰にも一瞥すらされない

汚い 絵本の 幼稚な 物語のようで

 
いつの間にか

流れ出した

涙が

肩下までのぬるま湯に 溶けて

水温をどんどん 下げていく

 
囚われれば おしまい

わかってるから

 
私は 涙を流し 寝るの

 

 

深く入りすぎた 絵空事を

閉ざして

捨てずに

扉を閉じて

 
囚われたら おしまい

わかってるから

鍵はかけない

多分 鍵穴もない

 
ぐぅっと下がる 体を

支える大地を

私は 知っている

それは わかっている

 
だから私は 昔みたいに あのときみたいに

亡霊に 囚われたりしない
 
 

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