5月27日の日記

2004年5月27日


 

月を見るとき

私は その儚げな姿を綺麗だと思う

そのとき

私は 月を考えている

ワンテンポ遅れて

ひとつ 何かがバウンドして

また跳ね上がったときには

私は 月を見ながら

月を考えてはいない‥

 
五月二十四日。

私に大激変を与えた人の三周忌。

「その時間」にセットされた携帯のアラームが知らせた

 
私は 静かに手を合わせる

まだ 私はあなたに誓った自分には程遠い

まだ あなたに会いにはいけないまま‥

  
 
思った

人がこの世からいなくなった日を慈しむのではなく

人がこの世に生まれた日を慈しみたいと

思った

 

 
月を見ながら

私は

月を思ってはいない

 
現実問題 ありえない恋愛だとわかっていたつもりだった

でも 第三者から客観的に言われると

その重さは私を地に落とした

 
近くにいるということは 何より強いと思う

結局いつかは なかったことにされる私なのだと思う

わかっていたつもりだったのか

それでもいいと思っていた‥つもり、だったのか‥?

つらく

上手に 笑えない‥

 
月は笑わない

そんなことをふと思う

月は泣かない

 
あんな大きいものが 空に浮いている

とても不思議な感覚だ

ゲームの中の 天空城のようだ

 
月を 思う

また 月ではないものへと

繋がる

思想の輪廻は

無限の関わりを持ちながら
 
地球に 空に

巡っている

 

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