4月2日の日記

2004年4月2日
「さよなら」じゃなくて、

全てが「また」になる。

 
だから「涙」じゃなくて、

そのときは「笑顔」になる。

 

 
不安がたくさんだけど

でも 負けてはいられない

立ち止まってもいられない

どんなに抵抗しても 時は 流れる

私は歳をとる
 

 
「また」

そう思って 扉を閉じよう

それは「また」 開くために‥

 

 
でも それ以上に

「また」よりも

「いってきます」の言葉を‥

 

 
明日が 旅立ちの日。
 

3月29日の日記

2004年3月29日
月に向かって 星に向かって 空に向かって

自転車こいだ

命一杯こいだ

どんなにこいだって たどり着けない

だけど もしかしたら なんて‥

 
後ろから誰か 追いかけてきてくれないかって

振り向いたりもしたけど

 
この自転車 この私 体張って止めてくれないかって

見回したりもしたけど

 
ここに君がいない

それが ただ痛い

 

 
自転車は止まらない

切ない映像が並ぶ

醜悪な想像が笑う

 

消えてしまいたいと望む

もうどうにでもなれと思う

 
周りを変えることなんて 出来ないのにね

望んでしまう自分が 馬鹿みたいで‥

 

自転車こいで こいで こいで

いなくなりたいと思う

全然違う世界へ行きたい

 
櫻の においがした

春の 花が香った

 
目の奥が熱くて

無駄な自分が嫌いになった

 

 
「まだ 大丈夫」

春が 笑った

 
私はまだ 行ける

大丈夫
 

3月27日の日記

2004年3月27日
わけもなく 流れる涙が最近多い

何か理由があるわけじゃなくて

でも 理由がないわけでもなくて‥

 
そんなときは 自分も好きになれない

何もいらなくなって

自分もいらなくなる

情けない自分に 一番情けないと思ってるのは自分自身で

消したくて 消えたくて 堪らなくなって

でも煙のように 土に染みる水のように 消える事は出来なくて

せめて涙が 溢れてくる

 
全てが原因ではなくて 全てが理由になって 私を責める

 
 
大人になりきれない私が 情けなくて愛しくて でも守れない

 
 

理由のない涙は 私の心の叫びだと思う

理性やしがらみで発せられない言葉 が流れてるんだと思う

じゃあいいよ ここで叫んでいいよと言われたら

きっと私は何も言葉には出来ないままだと思う

そしてまた泣くのだと思う

もう限界だ

 
決壊寸前の心の堤防に

私は何をしてやればいいのか

空を見上げても 留まることを知らない涙に

私は何を言ってやればいいのだろうか‥
 

3月21日の日記

2004年3月21日
洗濯物を 干す

青い空に

淡いピンクがかったバスタオルが 広がる

 
大事な時だと 私は思う

大切な時だと 私は感じる

 

 
私を取り巻く 問題は

今 私に必要だから 現れたのだと思う

それは いつ来てもおかしくないもの

それは いつかは来ると決まっているもの

 
そして 今 今の私が 経験すべきだから 知るべきだから

目の前に  心の上に 空に

降ってきたのだと思う

 

連なるバスタオル ハンドタオル 洋服 ズボン

そんなの 当たり前じゃないか

 

 
空が 高く 雲が 行く

 
私が今 感じていることも 大切なことなのだろうと思う

ただ 時間を浪費していることは きっと もっと大切なことに変えられる

 
全てが 決まっているわけじゃない

全てが just timeなわけじゃない

そうだったら この世界みんなが 同じ地位で同じように笑っているはずだから

 
感じることが あって

そこに矛盾や 焦燥感や やりきれなさを感じたら

そこはきっと もっと素晴らしいものがあるって

自分でわかってるんだ

 

 
自分を信じたい

誰よりも自分を

この心を信じて 心のしたいことを出来る体になりたい
 

 

 

 
‥夢は

心が描いて

体が表わす

 

 

 

 

 

 
「どうせ」と言う前に 動かなければ

その夢に 価値はない

 
今 知るべきだからこそ 生まれた感情を

私は受け入れよう

 
そして ねぇ 私の答えを 出していこうね‥

大丈夫

私は あなたを 信じるから

焦らないで

私だけの答えを 出していこうね

 

 
空が 笑うよね

そう 見つけた

前からあった

君は出してくれていた

見つけた

これが 私の答え。
 

3月20日の日記

2004年3月19日
神さまは酷い

酷い

 
私には かけらすら残すなという

かけらすら 残してくれない

こんな思いをするのなら いっそのこと

一思いに首をはねて欲しい

 

 
 

 

 

 
助けて と言う気はない

だから 助けるとも言わない

それと同じこと

 
わかりたい と思っていても

わかりきる ことは出来ない

それと同じこと

 
ただ 遠い

ただ 変わらずに

 
 

 

 

 

 
勝手に 悩んで

勝手に 疲れた

だから 勝手に 悩むのもやめよう

誰かに頼まれて 悩んでいるわけじゃないから

もう疲れたなら

その荷物は捨てよう

 

 

 

 

 

 
言いたい事が たくさんあるけど 言えないのと 同じ

別人格であるが故に

私は 何もできない

 

 

 

 

 

 
三年前 同じことを誰かに言われた

私は 薄情な奴だと思った

 
そのあと わかった

つらくても 一人だと わかった

誰かが支えてくれていても 一人だと わかった

だから あのときの人も 一人だったんだと わかった

私は 一生懸命 助けていたけど

あの人もきっと 一人だったんだと 思った‥

 

 

 

 

 

 
死ぬ事に 恐怖がある

なのに(だから?) 最近 自分の生活に 実感が消えている

私という身体の中に 私がいて なんとなく動いてる 私を見てる

精神が 切り離されたみたいに

暗い私の体の中から 目の窪みから 私を見てる

 

 

 

 

 

 
神さまは酷い

私にこれ以上

眠れない日をつくって 何が楽しいのか

私が何をしたってゆーんだ

 
大切なものなど つくらなければいいのか

こんな思いを2度も3度も

どうして私がしなきゃいけないのか

 
疲れた

 

 

 

 

 

 
囚われちゃ いけない

歩くために

私は ここで

ふさいじゃいけない

 
「ここまで」なら それまで

もう視線を 定めることなく

通り過ぎよう

  
歩いていく

自分のために

 
 

 

 

 

 

 

 
いつの間にか

空を見上げる癖がついた 私

それは幸せなことだと思う

 
それは 切ないことだと思う

 
 

 

 
 

 

 

 
生きよう  なんて 大げさなこと

私には大きすぎて 重すぎて 言えないけれど

歩こう  って言葉は 言える

好きな言葉

水玉で出来た 心電図のような 繋がり

淡い 振動‥

 
 

 

 

 

 

 
求めることは 簡単

与えることも 多分簡単

難しいのは

求められること

愛しいのは

求める人に 求められること

その手はきっと 握った私の心まで あたたかくしてくれる

 

 

 

 

 

 

 
ドキドキしながら 接客をした

何の知識もない でも お客様の目を見て 話した

「これください」と 言ってくれた

とても とてもとても 嬉しかった

 
そして 父親の偉大さを改めて感じた

 

 

 

 

 

 
思ってしまうけど  夢にも見てしまうけど

違うよね

 
ただ 一番近いのが 一番希望に沿うのが

あなたってだけ

 
あなたも 私の 本物なんかじゃない

あなたの 私も 本物じゃないように

 
羽のように軽く ボールのように弾む言葉を

受け取って 後ろに 流して 転がして‥

きっと すごく上手く 早く  転がっていくだろうから

 

 

 

 

 

 

 

 

24日 僕は

君が 皆で創り上げた 子供に

偉大なる子供に

会いに行く‥

その事実だけで

僕は 動くことができる

 
空のように


3月14日の日記

2004年3月14日
思う言葉を

発しても

届かない

届いていても

伝わらない

伝わっていても

‥裏切られる

 
本物が本当に自分の近くにないと思ったら

自分もきっと本物じゃないんだと思って

そうしたら今までの 本物だと思ってた頃の私は

本物だと思ってた頃の過去は

一体なんだったんだろう‥

なんのために 存在していたんだろう

 
どこかで 儚いとは わかっていた

どこかで 終わりが来るとも 思っていた

 
嫌に現実的に ナイフでブツブツと皮膚の細胞は切られていった

一つ ひとつ ヒトツ

 
大切だと思い 淡いカタチを留めているに過ぎなかった

いわば 「掴みかけた風」のような わだかまりのような‥

 
 
何を 求めていただろうか

何を 見ていただろうか

何が いけなかったんだろうか‥

 
あの頃の 私が  私の過去が 

とても悲しい 悲しい

誰にも一瞥すらされない

汚い 絵本の 幼稚な 物語のようで

 
いつの間にか

流れ出した

涙が

肩下までのぬるま湯に 溶けて

水温をどんどん 下げていく

 
囚われれば おしまい

わかってるから

 
私は 涙を流し 寝るの

 

 

深く入りすぎた 絵空事を

閉ざして

捨てずに

扉を閉じて

 
囚われたら おしまい

わかってるから

鍵はかけない

多分 鍵穴もない

 
ぐぅっと下がる 体を

支える大地を

私は 知っている

それは わかっている

 
だから私は 昔みたいに あのときみたいに

亡霊に 囚われたりしない
 
 

3月7日の日記

2004年3月7日
朝から何回も

今日は顔がホコロンデいる

 
他人の結婚式がある日。ということで

私が幸せを感じているのは変な話だ

だけれど

顔はニヤけてしまう

 
 
いつもはきっと作業着だろう人たちが 礼服に着替えていることも

いつもはきっと作業着だろう人が 格好よく主役として整えていることも

私を 微笑ませる

 
厚揚げを買いに行くとき

そろそろ時間だと思い また笑ってしまったら

豆腐屋から出てきたおばさんに見られてしまった

‥仕方なく その笑顔のまま 豆腐屋さんに入って行った

『いつもこうゆう顔なんですよ』と装って

 
幸せの微笑みは あたたかい

満開になった春ではなく

蕾を膨らませる春

 

 
「おめでとう」

口にしても 届かないけれど おめでとう

幸せになってください

色々あるだろうけど

「あぁ 幸せ」と

「あぁ 幸せだった」と

微笑んでる あなたでいてください

あたたかい あなたでいてください

 

 
お幸せに

ずっと ずっと 幸せに
 

希薄な関係で 相容れない私だけれど

とても小さい存在の 私だけれど

幸せを願い

幸せを分けてもらいました

おめでとう

ありがとう

本当に 両方を

今日という日の あなたと あなたの奥さんと お子さんへ

 
幸せの 微笑みを

 

3月6日の日記

2004年3月6日
知れば知るほど

話せば話すほど

 
私は その違いに気づいていった

 
知りたいと願い

話したいと願い

分かり合いたいと願ったから

私は そのヒビに気づいていった

 

 
本当の気持ちは 自分の中にあるって

わかっていて それが何色かも

‥わかっていて‥‥

 
目を向けるのを 避けていた

だけど わかっているんだ

私は わかっているんだ

 

 
二度

三度?

同じ言葉が 私の心に

101分の中で

三度

‥四度?

同じ想いが 私の中に

 
知っている

わかっている

否定したい

かき消したくて

さすっても

消えないヒビが

深くなっていっている‥ わかってる

 
さすっても

さすっても

さすっても

 

知りたいと願ったのは 私で

わかりたいと思ったのも 私だから

「これが答えです」と

ピキピキと深くなるヒビを

失くすことなんて

私にできるわけがなかった‥

 
この前、友人の家に二泊してきたのですが。
学校へ行ってしまった友人の帰りを寂しく待っているときに、
偶然つけていたテレビでやっていたMTV。
そして偶然そのときその時間に流れた曲。
惚れました‥。
だけど、タイトルもアーティスト名も慌ててて、見逃し‥。
あー最悪だー。と思っていて。

 
自宅に帰って来て、美容院に、今の髪の長さでいくらくらいかかるか聞きに行くと、「明日の午前中なら安くなりますよ♪」と言われ‥。
そりゃあ4000円近く安くなるんだったら少々急でも行きますよー。><
で、翌日。ラップ巻かれて待ってると。
なんと。その曲が流れていた。
あぁ、これは些細な運命だと思い。ネットで検索し、調べ上げ。
EVANESCENCEというロックバンドの曲ということが判明。
My Immortalという曲なのですが‥‥良い。
ネットで見たPVも格好よかったし。衝動買いしてしまいました。

私自身、あんまりロックは好きではないのですが(重低音聴いてると気持ち悪くなるので‥。あと叫ばれるのも好きじゃない<偏見?笑)、
なんか心地いいロックを聴いた気がしました。
アヴリル以来かなぁ‥。SWEET BOX(だっけ?)のJudeも良かったけど‥。
って。なんか洋楽にハマりつつある?飛田です。

あとこの前、深夜番組で見た「矢野殉子」さん。
いい声だった。
あぁゆう詩の作り方の人、探してたけど、見つからなかった。
そして、探していたよりも本物。リアルだった。

色々かきたかったけど時間がないのでこの辺で★

3月4日の日記

2004年3月4日
悪夢を見た

悲しいと 思う程の合間もない

人が死ぬ

殺される

笑う

夢を見た

 
 

 

その日の前日

友人の家からすぐの湖を見に行った

半分強の月が 空に晒され 漣に白い影を落としていた

美しく 息を呑む光景

月から吹く風が強くて その風景は壮麗を保ってその場に動く画のようにあった

 
そんな愚かなことは もうしない

そう決めていたはずなのに

終わることを求めてどうすると

封をしていたはずなのに

それを忘れさせたのは その風景か 湖の魔力か 私自身の弱さ、か‥

 
仮初めの幸せも

レプリカの恋も

笑わない私も

内から輝く月も

 
存在してはいない いけない いられない‥

 

 

 
声が素通りをして

ただ つまらない言葉だけ あら捜しのように 網にかかって

私を苛立たせる

 

 

 

 

 

 
‥ 悪夢を 見た

 
マシンガンを持った青年が 向かっていった警察官二人を撃ち殺した

栓が引き抜かれたように

太っちょの警察官から幾筋も 血が飛び出た

続く弾丸の連鎖に 彼の体は痙攣していた

私からは 青年は見えなかった

ただ 笑っているだろうと 私は思った

 
今 残るのは

がくがくと血を噴出している警察官と

警察官二人と青年との銃撃戦の中 母親を庇い抱いて

青年を撃て!早く!早く仕留めろ!! と心で叫んでいる

懇願している自分だ‥

 

 

 

 

 

 
 
それは 本当の 悪夢だ‥

 
目覚めた

そこに

誰が待っていてくれたわけでもない

胸くそ悪い

自分がいただけだ‥
 

動機

2004年3月2日
人を好きになることは

とてもすごいことだと思う

誰にでもできることで

偉大なこと

「表すこと」と肩を並べるくらい

すごいこと

「愛すこと」

 

 
どうして私は こんな私なんだろうなんて

嘆いてしまう

君だったら 迷わないのに

君だったら 戸惑わないのに

躓かないのに‥

 
好きの意味 カタチ

わからずに 途方にくれる

終わる恋に 終わると思わない私を

捨てたくて

仕方なくて

でも これが「本物」かといわれれば

私は首を横に振る

 
所詮は壁の向こう

見えない空の下

‥消えない均一な夢の乗り物

運ばれた立方体

荒んだ画面の粉

 

 
動揺することに長けている

私が 君だったら 今すぐにでも

‥今、すぐにでも‥‥‥

empty.sky.jam

2004年2月27日
私が この春から行く場所は

今よりずっと 空が見えるとこ

今よりずっと 空が広いとこ

 
私の夢は終わらない

私の生も終わらない

私の道も終わらない

 
広い広い 空の下を通り抜け 歩いていこう

ただ一人の力で歩いてるなんて 言えない弱い足だけど

歩いて生きよう

夢は終わらず 私も終わらない

 
「これから」という未来に

「いま」というレールをひきながら

道を創りながら

 
迫る 空に 私は 笑う

からっぽで ぎゅうぎゅう詰めの空を

私は歩いていく

 
この空の下

私は 大切な人を 大切にしていこう

私は 大切なことを 行っていこう 創っていこう

 
この空の下

私は

 
 

 

 

 

 
‥私が、 ‥
 

2月19日

2004年2月25日
私に 何ができるかはわからない

ずっとずっとずっと 今までずっと

私に 何が出来るか わからないで生きてきた

 
志望校の合否発表の日

速達は来ない

もうすぐ電話で結果がわかる時間‥

母からの電話

「今の時間で速達が来ないって事は、だめだったんだね‥」

私は頷く 笑って

受話器を 置く

涙が 出た  ふぇっ‥と小さな声

その涙はすぐに 姿を消した

 
おにぎりを食べた 細かく切った梅を塗したおにぎりを

受話器を とった‥

 
 
 

 
私は 情けないほどに弱く 人を芯まで信じることに欠ける人間だ

つまり

その辺にいる人間だ

それでもそれが 私だった

 

 
相談にのってくれていた兄と従姉、そして支えてくれていた人にメールをした

「相談にのってくれてありがとう。本当に色々ありがとう。」

「‥‥応えられなくて‥ごめんね。」

 
‥涙は 出なかった‥‥
 

 
兄からメールが帰って来た

従妹からも 帰って来た

 
兄からのメールを最後まで読めなかった

『ご苦労さん』

その一言に 私の視界は涙で歪んだ

あたたかい  あたたかい言葉だった

あたたかすぎて 私は 携帯の画面を消した

 
涙が溢れた

大切なものを失ってばかりで 気づかなかった

わかっているつもりで もっと ずっと深かった‥

ずっとずっと この人たちは 私を愛してくれていた‥‥

 
 
涙が ぽろぽろと 零れた

悲しい涙でも 悔しい涙でも なくて

あたたかくて 溢れてしまう涙が

ぽろぽろと 落ち続けた

愛とはこんなにも あたたかいものなのかと 思った‥

 
いつもより早めに帰って来た母は、私の代わりに悔し涙を流してくれた

私は母に こんなメールが届いたと 話した

それも最後までは言えず 途中で泣き声に変わってしまった‥

 
 
‥ありがとう

 
心からの、ありがとう。

 
私に何が出来るかは 今も わからない

ただ 大切な人を

こんなにもあたたかい愛で

愛しく思うことはできるだろう

その人のために少し動くこともできるだろう

 
‥私に 何が出来るかは わからないけれど

でも 少し何かが出来るんじゃないかって

そう思うんだ

私はそう思うから

笑うんだ
 
 

存在証明

2004年2月12日
僕らは 今 どこに向かって歩いているのだろう

ここはどんな道で

ここからどんなステージへ進むつもりなのだろう‥

そこには光があって

そこにはあたたかさがあるだろうか

そう思いながら道を探していたのだけど

そうだよ‥
 
僕の「光」や「あたたかさ」とは 何か

抽象的な言葉で表している この「その場所にあってほしいもの」とは 何だろうか

 
 
ぜんの僕は言う

「それは『夢を追う自分』であり『自分の居場所』であろう」と。

 
あくの僕は言う

「それは『お金』であり『安定した地位と場所』であろう」と。

 
ぜんの僕は「空」を指差し

あくの僕は「大地」を撫でるんだ

 
僕の羽は 空を見て疼くのだけど

背伸びしても爪先は大地を離れない‥

知っている 道は どちらかに進んでいくこと

どこかで「空」への道は穴が開いていて 大地に落とされぐちゃぐちゃにされてしまうかもしれないこと

「大地」への道の中で戸惑い後ろを振り返って苦笑するかもしれないこと

僕は知っている

僕は知っている

 
ぜんの僕も あくの僕も どちらも堅実な僕であること

どちらも善であり どちらも悪であり

どちらも善ではなく どちらも悪ではない

ただ 本当の僕であること

僕は感じている‥

 
僕は迷いを感じている

僕の歩く道は一本しかないのだけれど

 
僕は思うんだ

目の前には 何もないと

行き着く場所は 自分でいくらでも描けるとも

「大地」に水色のチョークで「空」を描くことだって

「空」の雲をつなぎ合わせて「大地」をつくることだって

そうだ 僕には出来るんじゃないか?

 
目を 閉じたんだ

目を 開いたんだ‥

 
そこには白い場所が続いていた

そこには僕がいて

足元にいつかの 誰かの言葉が 動いていた

 
僕の足は行く方向も幅も 未だ定まらないけれど

わかったんだ 「ぜんの僕」(空)も「あくの僕」(大地)も

僕の中に ある 僕だということが

どこをどう進もうと

この白い世界に 僕の軌跡を築いていく

それは僕でしかなく 空も大地も 僕の細胞なんだ

  
そう 思って 白い「雲の砂」を蹴り上げる

やってこい現実

この足こそが真実

そして続く足跡が証明

僕の存在証明
 
 

2月3日の日記

2004年2月3日
受験のために訪れた 東京

一番驚いたのは 黄色い雲だった

空気がそれだけ汚いのか

雨が降り出しそうだったのか

空を囲んだビルが薄汚かったからか

ガスのような色  それはレトロな「地球滅亡」映画に出てくるような色だった

 
東京は悪いところだと よく言われる

たくさんのものが ありすぎて 溢れていて

一つのものとして確立できていなくて

どんなに一つの場所に詰め込んでも詰め込んでも

また溢れ返してしまう

そんな場所のような気がした

幅広い横断歩道を渡る人々

電車に詰め込まれる人々

たくさんの人たちがいて

それぞれの人生が止め処なく流れていく

空を見上げれば 空らしい空を見れなくて

でもそれは多分 曇っていたからで

東京の上にだって 空はある

 
空を見上げることが癖になっている私は

そのたびにキャッチセールスの人に田舎人だと見透かされ声をかけられた

無視するたびに心臓はドキドキした

黒人の人と目が合うと恐かった

 
私にとってはまだ 歩きなれない土地だから

だけど

たくさんのものがあるなら

その中から「選択」して手に入れられるのなら

これほど便利な場所もないんじゃないだろうか

「注意」と「選択」を持ち替えながら

この場所の人たちは生きている

人の目線よりも少し下を見ながら

透かし通りながら

この街に人は生きている

 
その場所その場所に 適合の仕方がある

ここが私の夢に近い場所であるなら

一生懸命それを習得するのみだ

 
だけど 空は見上げたい

だから いつまでも私は田舎人だと思われ続けるだろうな

でも そこが私だから それは全然いい

私として この街とも生きていきたい

だからこそ そのチャンスを 掴まなくては。

2月1日の日記

2004年2月1日
幾筋も 山の向こうから

飛行機雲が伸びていた

また新しく山の向こうから銀色の小さな虫が

点描の軌跡を撒きながらやってくる

 
軌跡は太陽に向かう

 
恐れることなく

 
‥愚かなほどに

 
 

 
筋と筋は交錯して 空に大きな×を描き やがて川になり 雲になる

 
僕らの軌跡

僕らの道

僕らの尻からも こんな風に

小さな点々で出来た跡が 続いているのか

 
あそこで君と交わり

そして今では

お互い あんな遠くへ‥

 
カラスが木の枝を咥えて旋回

そのさらに向こうを

横切っていく

 
あれは

君の夢かもしれない

 
僕は

ぎゅっと自分の手を

握り締めた‥

1/27

2004年1月30日
ホット牛乳はあんまり好きじゃない

ぁ‥ホットミルクっていうのかなぁ、みんなは。

うちはなぜだかホット牛乳。

ホットミルクじゃなくて熱い牛乳でもない。


母が 台所で持って帰って来た仕事を始めてた

これから仕事行かなきゃなのに大変ね

私が笑ったら「あんたも勉強する?」と言われた


正直眠い‥

もうそんなに「早い」起床と言える時間ではない

お早うじゃない 遅ようってほどでもない


 
勢いよくペシンと叩く。「よっ牛乳〜♪」


‥誰だっけあのハゲ。

噺家の人だ。面白い人だ。


 
小さい片手なべ取り出して牛乳注いで赤くなったガスストーブの上にかける


「あんたホット牛乳好きじゃないじゃない」

‥やっぱりうちではホット牛乳なんだ
 


冷蔵庫を開けて前に入れて置いた板チョコの袋を取り出す。

中を見る。

‥‥‥‥‥少ない。

明らかに少ない。

母を振り返る。

母は仕事中。


俄かに沸き立つ牛乳にチョコを入れる

なべの底の焦げ目のように細かく黒く湧き上がるチョコ

かき混ぜかき混ぜ

バターをちょこっと

「ここがみそ★」


 
バナナを一本 房からとって

庭へ続く「縁側」へ。

さっき私が干した洗濯物が たなびいている

少しあたたかくなった風

少し熱くなった太陽光

足を投げ出し

ホットチョコ牛乳とバナナをもった私

雲ひとつ無い青



鳥の声


‥二日前見た 綺麗ななき声をする鳥だって思ってた鳥を 突っついてる

カラスの姿を思い出した

力なく 皮もなく 肉もなく

カラスの嘴からぶら下った特徴のある尾

私は二匹のカラスの間で痙攣するように突付かれる鳥の亡骸を思い出した


ホットチョコ牛乳と バナナを 胃の中へ下す

あの鳥と 同じ泣き声が 聞こえる


‥聞こえる

私はじっと見ていた

悲しいとか苦しいとか嫌悪とか

そういう感情の中で見ていた

 

時間が過ぎていく

風が抜けていく


 
 
 
あと三ヶ月もすれば多分

私はここにはいないだろう


そう思うと

不味いホットチョコ牛乳もバナナも終わってしまったけど

もう少し

「縁側」に座っていようと思った


 
私は 求めていた‥

 

今日の日記

2004年1月29日
いろんな重圧が やってくる

それぞれに自分で答を出して すり抜けていくしかない


私を 求めてもいないくせに 荷物だけを置いていく

私を 必要としていてくれるから 荷物を置いていく


 
それに応えなきゃ

そして自分も先へ行かなきゃ


重い 重い 重い 重い


あー早く終わってくれ受験

そんなことを思う自分も出てきた

 
 
自分の必要性を他人に求めてる情けなさ

だけど今は 放っておかれたら寂しくて

逆に くっつかれても うとましいだけで

もっと情けない‥


 
自分の大好きな人たちの 輝く笑顔が欲しい

それが 私の元気になるから


 
今 それを思い出の中に求めてる自分って

やっぱり寂しい人間だろうか


今日はちょっと 落ち込み気味です‥

今日の日記

2004年1月27日
今 何を伝えられるだろう

何を伝えるべきだろう

何を伝えたいだろう

 

今 私は何をもっているだろう‥


 

笑って風きって歩く


ねえ そんな私に 何があるだろう?


 
今 目の前に 将来が

これからの数年を決める場所が


 

ねえ 私は 自分を信じて

自分のやりたいことをしたいって思って

この道を創っていっていいのかな


 
ねえ 私のやりたいことはなんだい?

何を 伝えたいのだい?

何を 得たいのだい?


 
それを今 ぶつけるだけじゃないか

自分が望んだ「世界」

そういうことを話すべき場所


 
話せる場所‥


 

私のすべきこと

私の やるべきこと

しなければいけないこと


不安に思うことはないよ

信じて


私を信じて


私の中の その空を

信じて‥

  
 

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